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古伊万里 古九谷 童子花鳥文 香炉【正保~明暦】
1640~1650年代の古九谷です。濁し手のようなまったりとした上質の素地に深みのある色彩が映えています。古九谷らしい五彩手の色調です。大胡岩、木々、鳥、童子等々、さすがに上手い筆致です。嬉しいことに共蓋も残っています。おそらくは、江戸後期~明治期に純銀の火屋が仕立てられています。その期ですので、「純銀」の刻印はありませんが、純銀であることは保証させて頂きます。
小さな香炉ながら、そのいで立ちは、まさに、一級の美術品です。
銀火屋も共に収まる新調の桐箱をお付け致します。
共蓋は割れに金直しが施されています。本体は無傷完品です。
上部にシミと童子の一部に色絵の剥離が見られます。
胴径5.7cm角 高さ8.5cm(共蓋含む)