SOLD
藍鍋島 葡萄絵 菊皿 5客組【安永】
この鍋島は、小木一良先生刊「鍋島 後期の作風を観る」に詳しく解説されています。小木先生に
よると、安永3年、鍋島藩による将軍家への献上品12点に含まれています。また、葡萄絵の菊皿は、三種類が発見され、裏絵のカニ牡丹文の葉数によって、時代が判明します。安永3年に近い、
もっとも古いタイプは葉数が27枚で、時代が下るにつれ、26枚、25枚と減っていきます。
本品は、5客ともに27枚で、もっとも古いタイプとなります。また、時代が下るごとに絵付も雑になっていきます。盛期が終焉し、後期鍋島に移行する、再古作となり、盛期に迫る完成度です。
新調の桐箱をお付け致します。
5客ともに、無傷完品です。
口径 約14.5cm 高さ 約5.3cm











